違和感のない懐かしさ
先週、約10年ぶりにソフトボールをした。小
学校から高校まで野球中心の生活を送ってい
たが、それから久しく野球から遠ざかってい
た。10年間生活の中心だったことから、10
年間離れてみて久しぶりにやってみると、懐
かしさと違和感のなさが同居した不思議な感
覚になった。感想を一言にすると「楽しかっ
た」に尽きる。
10年前とくらべて、視力が極端に落ちたの
で、ボールがみえるか不安だったけど、問題
なくみえた。特に打つほうはよくボールがみ
えた。しっかり芯をつかんだ打球を打て、ス
トライクゾーンの見極めもできた。そもそも、
10年前にどのようにボールがみえていたのか
も忘れてしまったのだけど、打席からの景色
とボールの軌道のみえかたはあまり変わらな
かったように思う。なぜかはわからないが、
打ち方が変わっていた。
しかし守備は散々だった。まさかの内野を守
ったら、投げるとボールがすっぽ抜けてしま
い、暴投の連発だった。あまりにひどいので、
「打球が飛んでくるな!」と心の中で叫んで
いた。おもしろいことに、そういう弱気な選
手の所によく打球は飛んできた。あまりにひ
どいプレーを連発すると、逆に肩の力が抜け
て、後半はしっかりと守れた。(これ以上ヘ
マはできないという危機感と端に疲れて力が
抜けただけかもしれない)
久しぶりのソフトボールは本当に楽しかっ
た。試合の翌日は筋肉痛で肩が上がらなか
ったけど。